三つ葉 ニルヴァルク世界乃書 三つ葉。 それは 対象を凝視しているようにも見えた。 しかし、ただ“ある”ようにも思えた。 全ての化け物に三つ葉があるのか、 それが何がしかの器官であるのかは 定かではない。 だが往々にして 化け物には三つ葉の如きがあっ […] 続きを読む
鱗肢(りんし) ニルヴァルク世界乃書 鱗肢(りんし)が 鱗の名を冠した理由には いくつかの流れがあるとされる。 一つは鱗を持った 蛇や蜥蜴とかげ、魚の類から この名がついたとされる説。 もう一つは 鱗状の葉をもつ植物と、 かの化け物の姿形が 合わさりこの名が […] 続きを読む
意志の介入 ニルヴァルク世界乃書 律氷(りっひょう)は意志の介入により その形を変え、 意志の反映には相応の時を有する。 木 、鉄 、泥 、石 、土 、砂 、 紙 、布 、硝子、火 、煙、 光、大地、海、 川、滝、井戸、受け皿、 白き鉱山たる水山、 植物 […] 続きを読む
律氷(りっひょう)と木 ニルヴァルク世界乃書 律氷(りっひょう)と木の本質は 同様であるとされる。 だが、表層的には差異がある。 表層的な差異は 可逆と不可逆の性質に見てとれる。 木は 種から芽、 芽から大樹、 大樹から枯れ木という 不可逆な変遷を辿る。 一方、律氷 […] 続きを読む
律氷 ニルヴァルク世界乃書 賢者曰く、 言葉は道標足り得ても、 それそのものを指さすわけではない。 律氷(りっひょう)ほど、 これを現している言葉も無い。 律氷における 氷とは氷(こおり)にあらず。 氷とはすなわち 状態を指し示す言葉である。 地に […] 続きを読む
タラトット ニルヴァルク世界乃書 タラトット。 それはいつから呼ばれ始めた名か。 永き時の流れの中で呼ばれ始めたのか、 あるいはその響きと共に 世に立ち現れたのか。 それは定かではない。 だがその名は畏怖の対象となった。 その姿は決まりがあるようでいて […] 続きを読む
化け物の種 ニルヴァルク世界乃書 化け物の種は 因果の因にあたる。 それはかの化け物においても同様である。 種が 地上の世界から 地下の世界に埋められる際に 移行するかの如く かの種も 預かり知らぬ世界から どこからともなく 現れ落ちる。 それは落ちた地 […] 続きを読む
ヨルグナ ニルヴァルク世界乃書 かの化け物より出でて滴る ヨルグナは、 畏怖の対象であった。 故に人々は、 ヨルグナ除け、 ヨルグナ祓いを祈願した。 自在者たるフディアト達の 装いには、 その祈願が反映されている。 自在者に限らず、 建造物から御守りの […] 続きを読む
アルセキリク ニルヴァルク世界乃書 アルセキリク 『アルセキリク』 それは 紛れもなく言葉である。 言葉とは賢者より もたらされたと伝わる。 言葉とは意思疎通や感情表現の 手段でありながら、 呪文であり 媒介であり鍵であるとされた。 賢者曰く、 言葉を指し […] 続きを読む
自在者たるフディアトと 自在器たるフディア ニルヴァルク世界乃書 自在者たる フディアトは 自在器たる フディアを扱う。 フディアという言葉が先にあった。 故に 自在器たるフディアを 扱う者は 自在者たる フディアトと 呼ばれるに至った。 続きを読む
フディア ニルヴァルク世界乃書 フディアとは 自在者たるフディアトが扱う、 自在者の意志を“現す”霊水を 収めるための器である。 また霊水を現した際には フディアが柄として機能する。 フディア。または、 自在器たるフディアと 呼ばれることが多い。 フデ […] 続きを読む