鱗肢(りんし)が

鱗の名を冠した理由には

いくつかの流れがあるとされる。

一つは鱗を持った

蛇や蜥蜴とかげ、魚の類から

この名がついたとされる説。

もう一つは

鱗状の葉をもつ植物と、

かの化け物の姿形が

合わさりこの名が呼ばれ始めた説とがある。

最も、鱗状の葉も

先に蛇や蜥蜴、魚の鱗から

名付けられた名であろうことから

遡れば、鱗の持ち主が

鱗肢(りんし)の源流にあると言える。

肢は腕脚の如き部位を指しているが、

それが、腕なのか脚なのか

あるいは首なのか定かではない。

時折、鱗肢に口の如きが

現れることもあれば、

尾のように見えることもあり、

様々である。