賢者達は食べなくても
生きることができます。
世界に漂うエネルギーを
摂取していると
されていますし、
肉体も非物質に近く、
老化をすることがありません。
とはいえ、
接触することは出来ます。

彼らが、
自分を強く認識した姿を
固定する作用が
不死の輪には
あるのだと思います。

もっと子供の姿でも
年老いた姿でも
よかったのかもしれませんが、
キルトもオドレもグリズも
あの姿の自分が自分であると
長期間、
認識していたのでしょうね。

そこで気になるのは
グリズの胸の傷跡。
傷も賢者達は
すぐに回復する
ことが出来ますが、
グリズの胸には大きな
傷がありますね。
あれは、
心の傷なんだと思います。
逆を言えば、
あの傷が無くなった時、
それは彼の心が癒えたことを
意味しているのだと思います。

食べ物を摂取することは
賢者達にとっての
「乱れ」を
誘発してしまうらしいです。
直感力、察知能力などを
乱してしまうのです。

食べ物を悪としている
わけではなく、
例え話なのですが、
彼らにとって食べ物を
摂取することは、
透明な水になんらかの色彩が
混ざる感覚であったり、
吹き抜ける爽やかな風が
砂嵐のような
ノイズになってしまったり、
肥沃な土にアスファルトや
コンクリートが
混ざってしまった
ような感覚に
なるのだそうです。
(色彩、砂嵐、コンクリートや
アスファルトを悪としている
わけではありません。)

また、
不死の輪が
外れた後の移行にも
支障をきたすと
されたようです。

とはいえ、彼らにも
本格的に賢者活動を
する前段階がありました。
オドレやグリズは
太古の祭事で振る舞われた
果実や木の実が
想い出の食事だそうですし、

キルトも
幼少期に友人達と
頻繁に穀物や野菜や
果実などを
食べていたようです。

ザクロに関しては
賢者になる前から
食べなくても
フルパワーで活動できました。
賢者になってからも
初期の段階では
人間の世界を
もっと知るためにも
食事をしていたようです。

バースデーケーキも
のちに食べる機会が
あったみたいですし、

春晴がたまに
ポテチとか
持っていってたみたいです。